1. 洗礼（バプテスマ）
 

聖書的根拠:

• イエスご自身が洗礼を受けられた（マタイ3:13–17）

• 弟子たちに洗礼を授けるよう命じられた（マタイ28:19）

• その他：使徒2:38、ローマ6:3–4、使徒8:36–38

洗礼の形式:

• 全身浸水（最も聖書的な模範）

• 注水または滴礼（特別な事情において認められる：使徒10:47–48）

自宅や自然での洗礼ガイド:

• 信仰の告白（ローマ10:9–10）

• 簡潔な宣言：「父と子と聖霊の御名によってあなたに洗礼を授けます」（マタイ28:19）

• 水への浸水または注水（プール、浴槽、川、海など）

• 祝福の祈り（手を置いて霊的歩みのために祈る）

特記事項:

• 多くの地域では、信徒リーダーや家族が洗礼を施すことができます。

• 法的な免許は不要ですが、証として書面記録を残すことが望ましいです。

• 自然水域での洗礼では、安全とプライバシーに十分配慮してください。
   

2. 結婚式
 

聖書的根拠:

• 結婚は神によって制定された（創世記2:24）

• イエスはカナの婚礼を祝福された（ヨハネ2:1–11）

• エペソ5:22–33（結婚はキリストと教会の関係の象徴）

簡素な家庭での結婚式形式:

1. 開会の祈り

2. 聖書朗読（例：1コリント13章、ルツ1:16–17）

3. 誓いの交換（伝統的または個人的なもの）

4. 指輪の交換（任意）

5. 結婚の宣言

6. 祝福の祈り

7. 書類への署名（該当する場合）

法的留意点:

• 多くの地域では、法律で認可された聖職者のみが法的に有効な結婚式を執り行えます。

• ハウスチャーチのリーダーは、ライセンスを持つ司式者と連携するか、儀式上の証人として行動してください。

• 一部の国では、民間の婚姻登録が別途必要です。
   

3. 癒しの祈りと油注ぎ
 

聖書的根拠:

• ヤコブ5:14–15 –「病人がいるなら長老を呼び、油を注いで祈ってもらいなさい」

• マルコ6:13 –「多くの病人に油を注いで癒した」

• イザヤ53:5 –「彼の傷によって私たちは癒された」

家庭での油注ぎの手順:

1. 本人の同意と霊的準備を確認

2. 清潔なオリーブオイルを使用（象徴的意味。魔法ではない）

3. 額または手に少量を塗布

4. 癒しと平安、神の御心を求めて祈る

5. 適切であれば他の人にも祈ってもらう

神学的バランス:

• 癒しは保証されたものではなく、神の主権に委ねます。

• 癒しが起こらない時も、責めたり失望させたりしないようにしましょう。

• 医療との併用を勧めます。信仰と医学は共に働けます。

4. 葬儀と記念礼拝

聖書的根拠:

• イエスはラザロの死に涙された（ヨハネ11:35）

• パウロは復活の希望を説いた（1テサロニケ4:13–18）

• 伝道者の書3:1–2 –「生まれる時があり、死ぬ時がある」

小規模・家庭での式次第:

1. 開会の祈り

2. 聖書朗読（例：詩篇23篇、ヨハネ14:1–6）

3. 思い出の共有

4. 慰めの言葉（短いメッセージ）

5. 感謝と希望の祈り

6. 賛美歌または黙祷

埋葬および火葬のガイドライン:

• 法律を遵守し、認可を受けた葬儀業者を通じて行ってください。

• 地元の葬儀社や自治体に相談し、必要な手続きや許可を確認しましょう。

• ハウスチャーチは公式な葬儀の前後に記念の集いを設けることができます。
   

5. 幼児献児式・命名式
 

聖書的根拠:

• ハンナはサムエルを主に捧げた（1サムエル1:27–28）

• イエスは神殿で捧げられた（ルカ2:22）

簡単な献児式の形式:

1. 開会の祈り

2. 親が信仰を告白し、キリストにある子育ての誓いをする

3. 聖書朗読（例：申命記6:5–7、箴言22:6）

4. 子どもへの祝福の祈り

5. 任意：信徒からの支援の誓い（「私たちも支えます」）

注意点:

• 洗礼の代替ではなく、後に洗礼を受ける信仰背景のある方は別途計画してください。

• 法的な手続きは不要で、純粋に霊的な祝福の式です。
   

6. 家の祝福（ハウス・ブレッシング）
 

聖書的根拠:

• イエスは弟子たちに家に平安を祈るよう命じた（ルカ10:5）

• ヨシュア記24:15 –「私と私の家とは主に仕えます」

家庭での祝福の手順:

1. 各部屋を歩きながら祈りと聖書朗読

2. 戸口に油を注ぐ、または十字架を掲げる

3. 住人と来客のために祝福を祈る

4. 任意：賛美歌や礼拝音楽を流す

実施のタイミング:

• 引っ越し後、改装後、または霊的な更新を迎えたとき
   

7. 任命・按手の祈り（コミッショニング／オーディネーション）
 

聖書的根拠:

• イエスが弟子たちを派遣された（マタイ28:18–20）

• パウロとバルナバが按手によって任命された（使徒13:2–3）

• テモテは按手により賜物を受けた（1テモテ4:14）

信徒リーダーへの対応:

1. 品性と忠実さを認める（1テモテ3章）

2. 祈りと断食をもって準備する（使徒13章）

3. 手を置き、召命を確認し祈る

4. 教える、導く、仕える等の役割を明言する

5. 共同体の支援と責任を勧める

特記事項:

• 「按手を受けた牧師」などの法的地位は地域によって異なります。

• 法的な役割（結婚、葬儀、カウンセリングなど）には慎重な判断を要します。

• 霊的な召命を認めることは可能ですが、法的資格を主張することとは異なります。
   

8. 法的および専門的な境界のまとめ

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