Christian House Church Mission of Washington
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3: ハウスチャーチ運営のための核心原則
1. イエス・キリストとの個人的な関係に焦点を当てること
ハウスチャーチの中心的な使命は、従来の教会制度を模倣することではありません。
それは、一人ひとり、また家族が、直接的で個人的なイエス・キリストとの関係を深められる聖なる場を新たに生み出すことです。
霊的成長は、牧仕や階層的リーダーに依存することからではなく、まことの御霊に導かれた信仰から生まれます。
運営者は、参加者一人ひとりが自由にキリストと親密に歩めるよう、強制や同調圧力のない集まりを整える責任があります。
2. 礼拝形式の自由
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ハウスチャーチは、自由な礼拝を喜びとします。
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定型のリタニー(礼拝式文)やプログラムは必須ありません。
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賛美、祈り、聖書朗読、証し、沈黙の黙想など、集まった人々の心から自然に湧き上がるかたちで礼拝が行われます。
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運営者は、誰もが自由に分かち合える雰囲気をつくりましょう。
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伝統や権威に義務的に従うのではなく、各々の心からの信仰表現を大切にしてください。
3. 透明性と共有リーダーシップ
小規模な集まりでも、見えない権威構造が無意識に形成される危険があります。
それを防ぐために、ハウスチャーチは透明性と責任の分かち合いを大切にしなければなりません。
リーダーが存在する場合でも、その役割は自発的で交代制であるべきです。
意思決定は、いつも開かれた対話によって行われ、運営者は謙遜と必要である場合は「引く勇気」を示す模範であるべきです。
小さな声にも耳を傾け、すべての権威は人からではなくキリストの主権の下にあることを守りましょう。
4. 健全な財務管理
財務面の誠実さは、教会に対する信頼を守るために不可欠です。
ハウスチャーチであっても、献金・会費・十分の一を強制してはなりません。
必要な経費(教材、奉仕、交わりなど)は、話し合いの上で、希望者が自発的にカバーすることが基本です。
記録を残す場合でも、透明性を保ち、金銭的な参加の有無で信者を判断してはなりません。
福音は無料で与えられたものであり、その集まりもまた自由でなければならないのです。
5. 自由なネットワーキング
ハウスチャーチ同士がつながることは可能ですが、管理構造のあるネットワークにしてはなりません。
ネットワーキングは安心して分かち合える関係から自然に生まれるものであり、忠誠や報告義務からではありません。
運営者は、組織化や会費制度、上下関係の形成に流れないよう注意し、聖霊が各家庭で創造的に働ける「自律性」を常に守る必要があります。
6. 教育と信仰成長を優先する
すべての信者が聖書にアクセスし、霊的識別力を育てられる環境が重要です。
運営者は、互いに学び合う場・信仰を深める機会を定期的に提供することが望まれます。
ただし、「訓練された指導者だけが教えられる」という誤ったエリート意識が生まれないよう注意しましょう。家の教会における指導者訓練とは、すべての信者に与えられた共同責任です。
7. 地域社会との関わりは、まず「内なる安定」から
家の教会の第一の使命は、まず内部のメンバーをケアすることです。
外部ミッションや奉仕を始める前に、感情的・霊的・財政的に“備えられた場”となることが優先です。
内側が整ったとき、奉仕や証しは自然にあふれ出るようになります。
それは「義務感」ではなく、**恵みに満たされた思いを体験した者からあふれ出るもの** です。
ハウスチャーチの始め方(実践的ステップ)
大前提:すべてのステップを終えてからでなくても、祈っていいのです。
このガイドは推奨事項であって、義務ではありません。
どの段階でも、あなたにとって意味あるかたちで、神に向かって祈りを捧げてください。
実践ステップ
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祈りと識別: 個人・共同体で主の導きを祈り求めましょう
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コアメンバー: 一人からでも、志を同じくする2~3人からでも始めましょう
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ビジョンと使命を明確にする: あなたの家の教会の目的を定めます
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形式と頻度を決める: 毎週? 食事を共に? 礼拝中心? 学び中心? このいずれも “有り” です。
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教えと交わりを計画する: 誰が教えるか? どのように聖書・祈りを扱うか?
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小さく始め、忠実に続ける: 人数にとらわれず、継続できる方法を探ってください。
聖書的基盤
初代教会モデル
「彼らは家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにした」
— 使徒2:46
「彼らの家にある教会にもよろしく」
— ローマ16:5(1コリント16:19、コロサイ4:15、ピレモン1:2も参照)
霊的共同体として
「二人または三人がわたしの名によって集まる所には、わたしもその中にいる」
— マタイ18:20
「互いに愛と良い行いを促すよう心がけよう」
— ヘブル10:24–25
リーダーシップと賜物
「それぞれに御霊の現れが与えられている。それは全体の益となるためです」
— 1コリント12:7
「ある者を使徒、ある者を預言者…とされた」
— エペソ4:11–13
家族という聖なる空間
「私は私の家とともに主に仕える」
— ヨシュア記24:15
はじめる人への励まし
神学校の学位も、立派な建物もいりません。
必要なのは、信仰と愛、そして他者に心を開こうとする意思です。
神は、普通の人々が、御名によって集まるときに、驚くべき働きをなされます。